セミナー概要
セミナーのテーマ
- リスクマネジメントと監査の基本概念
- GCPにおけるQMSの概念と構築
- リモート監査、システム監査、プロセス監査の理解
こんな方におすすめです
- 臨床試験業務に携わっている方
- GCP監査について基礎から学びたい方
- 監査の最新動向に関心のある方
セミナータイトル | ≪初心者向け≫GCP監査実施におけるQMSの考え方と構築(これからの監査に求められるものとは?) |
開催日時 | 【ライブ配信】 2025年8月22日(金)10:30~16:30 【アーカイブ配信】 |
開催場所/配信の補足・注意事項 | 【Zoomを使ったWEB配信セミナー受講の手順】 |
受講料 | 55,000円(税込、資料付) ■会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で55,000円(税込)から |
主催 | R&D支援センター |
≪初心者向け≫GCP監査実施におけるQMSの考え方と構築(これからの監査に求められるものとは?)
―Risk based auditの考え方、システム/プロセス監査の重要性、リモート監査の可能性等も踏まえた解説―
「LIVE配信」と「アーカイブ配信」は別途のお申込が必要です。予めご了承ください。
講師
(株)メディサイエンス・プラニング 品質保証部 部付部長 長澤 匡記 氏
【略歴】
国内の製薬企業で数年間,研究開発部に従事した後,外資系製薬企業,外資系CRO等でGCPを中心としたGXPs全般の監査及びISO監査を担当。
また,旧GCP施行当時からGCPに携わり,日本QA研究会ではGCP部会部会長を務め、現在GCP部会第一分科会長である。
【ご専門】
GxP分野の品質保証
セミナー趣旨、ポイント
・リスクマネジメントの概念が理解できること。
・GCPで求められるQMSの概念が理解できること。
・監査の基本的な概念が理解できること。
・監査実施に伴うリスクアセスメントの考えを理解できること
・監査計画書の意味合いを理解できること。
・これからの監査チェックリストのイメージが構築できること
・リモート監査の概念、システム監査・プロセス監査の考え方が理解できること。
等
こんな方におすすめ
臨床試験業務に携わっておられる方
初心者向けとしておりますが、講演内容はsenior auditorの方でも十分対応可能です。
得られる知識
治験の実施に関して、Risk based monitoring(RBM)の手法が導入されていることを踏まえ、RBMに伴うRisk based audit(RBA)の手法の確立も必要である。その具体的なRBAのやり方の解説をゴールとしますが、基礎知識として習得したい、リスクマネジメントの考え方、QMSの基本概念、監査学の基礎、リモート監査の可能性等も含め説明します。
プログラム
1. ICHガイドラインQ9“品質リスクマネジメントに関するガイドライン”の概説
・背景
・適用範囲
・用語の定義
・リスクアセスメント、リスクコントロール、リスクレビュー、リスクコミュニケーション
2. ICHガイドラインQ10“医薬品品質システムに関するガイドライン”の概説
・何故ICH Q10?
・Globalの関係
・用語の定義
・経営陣の責任、品質方針、マネジメントレビュー、変更管理システム、是正・予防処置システム
3.リスク・アプローチ監査(会計監査から)
1)リスク・アプローチ
a)リスクアプローチ監査とは
4.リモート監査の可能性について
1)監査の実施プロセス
・監査要点とは
・監査証拠とは
・監査手続きとは
2)リモート監査の実施方法
・内部監査の場合
・外部監査の場合の問題点及び対応方法
5.GCPシステム監査の基本とポイント
1)治験のシステムに対する監査とは
2)システム監査の基本はISOのQMS
・プロセスアプローチ、マネジメントへのシステムアプローチとは
・被験者へのインタビューの重要ポイント
3)治験のシステム監査の実施方法
・システム監査の指摘の具体例及び改善方法
6.Risk based auditの基本的なプロセス
1) リスクアセスメントを取り入れた治験の効率的な監査計画
・監査計画策定のポイントとその留意点
・Risk based auditに伴うリスクアセスメントの具体的な例示
2) 効率的な監査チェックリスト策定のポイントとその留意点
・監査チェックリストを作成する意義
・GCP監査における監査手続きとは
・監査証拠の証明力
・チェックリストにどのような監査要点を取り入れるか(Ratingの意義等も含めて)
・監査チェックリスト(システム監査)の例示