タイ分子の基礎と応用

このセミナーは終了しました
アーカイブ配信を受け付けております。お申し込み期限:2025年7月11日(金)まで

  • 開催日2025年6月30日(月)
  • 形態オンライン【アーカイブ配信あり】

セミナー概要

セミナーのテーマ

  • タイ分子の基礎と応用
  • 結晶性高分子の構造・物性制御
  • 成形加工への応用

こんな方におすすめです

  • プラスチック・ゴム製品の研究開発担当者
  • プラスチック・ゴム製品の設計担当者
  • 成形、生産管理、品質管理、技術営業に携わる方
セミナータイトルタイ分子の基礎と応用
開催日時

【オンライン配信】
2025年6月30日(月)13:00~16:30
お申し込み期限:2025年6月30日(月)12:30まで

【アーカイブ配信】
視聴期間:2025年7月11日(金)~2025年7月25日(金)
お申し込み期限:2025年7月11日(金)まで

開催場所

オンライン

【オンライン配信】
・本セミナーは、主催会社様HPのマイページより視聴いただけます。
・本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。

【アーカイブ配信】
・本セミナーは、主催会社様HPのマイページより視聴いただけます。

受講料49,500円

各種割引特典あり。詳しくは主催会社のサイトをご参照ください。
・E-Mail案内登録価格(割引)の適用
・2名同時申込みで1名分無料の適用
・テレワーク応援キャンペーン(オンライン配信セミナー1名受講限定)の適用

主催サイエンス&テクノロジー
備考配布資料はPDFデータ(印刷可・編集不可)
※開催2日前を目安に、主催会社様HPのマイページよりダウンロード可となります。
※アーカイブ配信受講の場合は、配信開始日からダウンロード可となります。

このセミナーは終了しました。

アーカイブ配信に申し込む

タイ分子の基礎と応用

~結晶性高分子の構造・物性制御、成形加工への応用~

タイ分子に視点を置いて結晶性高分子の基礎から応用までを解説

タイ分子の制御が高分子材料製品の機械的強度、耐久性を左右する
ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)の性能向上にタイ分子を増やすという観点から、
 結晶構造の制御、分子構造設計がどのように関連しているかを説明
結晶性高分子の結晶構造、非晶構造、タイ分子の求め方、配向度の評価方法、
 フィルムの透明性と構造、加工と結晶化過程、分子構造と構造分布、、、

講師

SHテクノリサーチ 代表 工学博士 細田 覚 氏
元京都工芸繊維大学 シニアフェロー
【講師紹介】https://www.science-t.com/lecturer/77211.html

セミナー趣旨、ポイント

 タイ分子に視点を置いて結晶性高分子の基礎から応用までを解説する。結晶性高分子の力学的性質を担うのはタイ分子であり、その制御が材料・製品の機械的強度、耐久性を左右する。世界で最も大量に使用されているポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)を取り上げ、それらの性能向上のために、タイ分子を増やすという観点から、結晶構造の制御と、それを決定する分子構造設計がどのように関連しあっているかを解説する。例えばタイ分子の相対濃度を増大させるためには、結晶構造の均一化が必要であるが、そのためには組成分布の狭化、短鎖分岐の種類、連鎖長分布などが重要である。さらに、非晶相のタイ分子を定性・定量するための、IR、Ramanなどの分光法、ESR、力学物性、統計的手法などの各種評方法について説明する。またインフレーションフィルム加工、Tダイ押出しフィルム加工、射出成形などの加工による高次構造形成、その構造に基づく物性の異方性や光学的性質などについて解説する。上記の項目の理解をベースに、さらなる高性能化への構造設計の指針等について述べる。

こんな方におすすめ

プラスチック・ゴム製品の研究開発、設計、成形、生産管理、生産技術、品質管理、技術営業に携わる方が受講対象

得られる知識

・結晶性高分子の結晶構造、非晶構造
・分子構造と構造分布
・結晶構造と構造分布(ラメラ厚み分布)
・タイ分子の評価方法
・配向度の評価方法
・結晶構造分布と熱物性、機械的強度
・フィルムの透明性と構造
・加工と結晶化過程

プログラム

1.結晶性高分子の分子構造、結晶構造
 1-1 はじめに
  ・石油化学の基礎
 1-2 ポリオレフィン製造技術
  ・高圧法低密度ポリエチレン
  ・Zigler-Natta触媒(HDPE, LLDPE、PP)
  ・メタロセン触媒、等
 1-3 分子構造のキャラクタリゼーション手法
 1-4 結晶構造の基礎(結晶系、球晶構造、ラメラ晶、配向結晶等)
 1-5 分子構造の結晶構造への反映

2.タイ分子と分子構造、結晶構造
 2-1 ポリエチレン、ポリプロピレンの分子構造とその分布
 2-2 ポリエチレン、ポリプロピレンの結晶構造とその分布
 2-3 分子構造、結晶構造、タイ分子と機械的強度、熱物性
 2-4 タイ分子と高次構造
  2-4-1 タイ分子の概念の確立
  2-4-2 高分子説の提唱からラメラクラスター理論まで
  2-4-3 房状ミセル構造からラメラ晶 (fold結晶)へ
  2-4-4 実験的定性・定量法(ESR、IR、弾性率)
  2-4-5 理論的取り扱い(統計的手法、熱力学的手法、速度論的手法)
  2-4-6 IR法やRaman法によるタイ分子の評価と結晶構造
  2-4-7 タイ分子と機械的強度、耐久性能

3.タイ分子の視点から高性能化の分子設計
 3-1 加工性と機械的強度の両立
 3-2 長期耐久性材料のタイ分子の分子設計と製造方法(高性能パイプ、大型ブロー容器等)
 3-3 分岐PE/直鎖PEブレンド系の結晶化と高次構造形成
 3-4 高分子加工プロセスと高次構造形成、タイ分子濃度
  3-4-1 インフレーションフィルム(球晶構造とrow構造)
  3-4-2 Tダイ押出しフィルム(球晶構造とシシケバブ構造)

質疑応答

このセミナーは終了しました。

アーカイブ配信に申し込む