リチウムイオン電池のドライプロセスにおける材料と製造技術

セミナー概要

セミナーのテーマ

  • ドライ電極・ドライプロセスの材料技術
  • ドライプロセスの製造技術と工程
  • 業界動向と最新技術情報

こんな方におすすめです

  • バッテリーの電極製造に携わる技術者・研究者の方
  • リチウムイオン電池の製造プロセスに関心のある方
  • ドライプロセスに関する最新情報を知りたい方
セミナータイトルリチウムイオン電池のドライプロセスにおける材料と製造技術
開催日時

【オンライン配信】
2025年6月4日(水)13:00~16:30
お申し込み期限:2025年6月4日(水)12:30まで

【アーカイブ配信】
視聴期間:2025年6月19日(木)~2025年7月3日(木)
お申し込み期限:2025年6月19日(木)まで

開催場所

オンライン

【オンライン配信】
・本セミナーは、主催会社様HPのマイページより視聴いただけます。
・本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。

【アーカイブ配信】
・本セミナーは、主催会社様HPのマイページより視聴いただけます。

受講料49,500円

各種割引特典あり。詳しくは主催会社のサイトをご参照ください。
・E-Mail案内登録価格(割引)の適用
・2名同時申込みで1名分無料の適用
・テレワーク応援キャンペーン(オンライン配信セミナー1名受講限定)の適用

主催サイエンス&テクノロジー
備考配布資料はPDFデータ(印刷可・編集不可)
※開催2日前を目安に、主催会社様HPのマイページよりダウンロード可となります。
※アーカイブ配信受講の場合は、配信開始日からダウンロード可となります。

リチウムイオン電池のドライプロセスにおける材料と製造技術

~業界の動向、ドライ電極の材料・コーティングや圧延等の工程技術~

★リチウムイオン電池の新たな製造技術として注目される「ドライ電極・ドライプロセス」。
各社で取り組みが進められているものの、まだオープンな情報は少ない状況です。
★本セミナーでは、電極材料とコーティング等の工程技術に強みを持つ2名の講師が、それぞれドライ
 プロセスの材料と製造技術について、その動向や実際を解説します。

講師

第1部 (13:00~15:00)
「ドライプロセスにおける電極材料技術」
 講師:(株)スズキ・マテリアル・テクノロジー・アンド・コンサルティング 代表取締役 鈴木 孝典 氏
[講師紹介]https://www.science-t.com/lecturer/77653.html

第2部 (15:10~16:40)
「ドライプロセスの製造技術」
 講師:AndanTEC 代表 浜本 伸夫 氏
[講師紹介]https://www.science-t.com/lecturer/47837.html

セミナー趣旨、ポイント

こんな方におすすめ

バッテリーの電極製造に携わる技術者・研究者の方など

得られる知識

LiBドライプロセスの製造方法や従来方式との違いに関する情報

プログラム

第1部『ドライプロセスにおける電極材料技術』

 昨今、電池業界にいると「ドライプロセス」の話題をよく耳にする。しかし、ネットで調べてもあまり詳しく解説された記事は非常に少ない。そこで、今回はリチウムイオン電池の製造方法であるウエットプロセスとドライプロセスについて材料という切り口から深掘りして解説する。

1.リチウムイオン電池の電極
  1.1 LiBは何で出来ているか?
  1.2 現行LiBのセル製造プロセス
2.ウエットプロセス
  2.1 ウエットプロセスの概要
  2.2 ウエットプロセスの長所・短所
  2.3 水系正極塗工について
3.ドライプロセス
  3.1 ドライプロセスの種類
  3.2 Polymer fibrillation
  3.3 Dry spraying deposition
  3.4 パナソニック4680電池の負極
  3.5 クレイ電池
  3.6 その他のドライプロセス
4.ドライプロセスのメリット・デメリット
  4.1 ドライプロセスのメリット
  4.2 ドライプロセスの問題点・課題
  4.3 バインダーからのアプローチ
5.その他ドライプロセス関連の記事より

□ 質疑応答 □


第2部『ドライ工程の製造技術』

 EV普及のために大量に必要なLIBを迅速かつ安価で供給するために、数年前からテスラが牽引してスラリー塗工によるWet工程ではなく粉体混合から圧延するドライ工程が開発され実際にテスラのモデルYにはドライ製造された円筒型4680が実用化されている。日本・欧州・韓国・中国も追随して2025年はドライ化が一気に加速している。
 このセミナーでは、外資系企業を数社渡り歩いた講師が独自ルート情報を元にドライ工程情報を解説する。

1.ドライ方式が実用化された背景と市場動向
  1.1 “Tesla Battery Day Livestream(2020)
  1.2 日本ゼオンのプレス発表 (2023.12.5)
  1.3 日本企業の動向(日本ゼオン、パナソニック エナジー、芝浦機械、三菱鉛筆)
  1.4 欧米企業の動向(テスラ、VW、ケーニヒ&バウアー、AMバッテリーズ、Fraunhofer IWS、LiCAP)
  1.5 韓国・中国企業の動向(LGE、サムスンSDI、SKエナジー、CATL)
  1.6 LGのゲームチェンジ (WO-A1.2024/144216)
  1.7 テスラ電池用ドライ電極(DBE)によるリチウムイオン電池「4680」開発・製造動向
  1.8 Maxwell Technologies特許 「ドライ電極の製造システム及び製造方法」 H.Duong, J.Shin & Y.Yudi (2019)
  1.9 テスラ Dry Electrode Lithium Doping Process (2023/05/24)
2.最新技術紹介
  2.1 ドライ電極コーティング: EVへの展開
  2.2 バインダーのフィブリル化
  2.3 ドライ電極の機械強度
  2.4 ドライ電極内の空隙と厚み分布
  2.5 バインダー(フィブリル化できるPTFEと海苔状のPVDF)
  2.6 粉体混合と電池性能
  2.7 Tesla 4680 Update / This Changes EVERYTHING!/ Dry Cathode Myth or Magic? (2024)
  2.8 集電体上のプライマー導電層
  2.9 実際のドライ工程
  2.10 ロール間の粉体圧延(スリップ域とニップ域)、単膜・複合膜の延伸(中立点とスリップ)
  2.11 圧延ロールのメッキ剥がれ
  2.12 粉体混合(ジェットミル、ロールミル、ビーズミル)
  2.13 粉体混合の支配因子(粒子濃度、気流速度、湿度)
  2.14 正極のテスラ最新特許 安価なLFP (WO-A1.2025/015194)
  2.15 静電方式(圧延の前工程)

□ 質疑応答 □