トライボロジーの基礎とプラスチック材料の摩擦摩耗特性向上

セミナー概要

セミナーのテーマ

  • プラスチックの難燃化技術
  • 難燃剤の選定と配合
  • 各種難燃剤の特徴と活用事例

こんな方におすすめです

  • 難燃剤を初めて扱う技術者
  • 難燃剤の選定・配合担当者
  • 新しい難燃システム開発者
セミナータイトルトライボロジーの基礎とプラスチック材料の摩擦摩耗特性向上
開催日時

【オンライン配信】
2025年7月10日(木)10:00~16:30
お申し込み期限:2025年7月10日(木)9:30まで

開催場所

オンライン

・本セミナーは、主催会社様HPのマイページより視聴いただけます。
・本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。

受講料55,000円

各種割引特典あり。詳しくは主催会社のサイトをご参照ください。
・E-Mail案内登録価格(割引)の適用
・2名同時申込みで1名分無料の適用
・テレワーク応援キャンペーン(オンライン配信セミナー1名受講限定)の適用
・早期申込割引価格対象セミナー【オンライン配信セミナー1名受講限定】

主催サイエンス&テクノロジー
備考配布資料は製本テキスト(開催前日着までを目安に発送)
※セミナー資料は開催日の4~5日前にお申し込み時のご住所へ発送致します。
※間近でのお申込みの場合、セミナー資料の到着が開催日に間に合わないことがございます。

トライボロジーの基礎とプラスチック材料の摩擦摩耗特性向上

「トライボロジーとはこんなものか!」と初心者が納得できる基礎講座

初心者にも手っ取り早く、「トライボロジーとはこんなものか!」と理解頂くのが目標!
講座前半ではトライボロジーの基礎や学術を一通り解説し、後半では高分子材料におけるトライボロジーに関する基礎的な問題、また、高分子材料の摩耗をどのように低減するのか、様々な事例を整理して紹介する。

講師

豊橋技術科学大学 機械工学系 准教授 竹市 嘉紀 氏
[プロフィール]
 表面分析に関わるテーマで博士号取得。修了後、豊橋技術科学大学に着任し、表面分析を積極的に応用した固体潤滑に関わる研究に取り組んでいる。第58-59期および68-69期日本トライボロジー学会理事・校閲委員会委員長etc.

セミナー趣旨、ポイント

 高分子材料(プラスチック材料)は軽量・安価・成形性などに優れ、また低摩擦を示す材料が多いことから摩擦面への適用が進んでいますが、金属材料と比較すると機械的強度や耐熱性に劣ることがネックになっています。摩擦が関連するシーンでプラスチックを扱っている、もしくはこれから扱う方で、トライボロジーのことはよく分からないという方を対象にしています。

 初心者の方にも手っ取り早く、「トライボロジーとはこんなものか!」と理解していただけることを目標にしています。講座の前半ではトライボロジーの基礎や学術をひととおり学び、後半では高分子材料におけるトライボロジーに関する基礎的な問題、また、高分子材料の摩耗をどのように低減するのか、講師の研究事例も織り交ぜながら、様々な事例を整理して紹介します。

こんな方におすすめ

・仕事で摩擦や摩耗に関わるようになったが,何から手を付けていいか分からない方
・トライボロジーの基本的な考え方を整理したい方
・プラスチックを摩擦や摩耗の観点で扱うことになった方

得られる知識

・トライボロジーの基礎知識
・トライボロジーの分野から見た高分子材料の基礎知識
・高分子材料の摩耗を低減するための様々な手法と特徴
・(PTFEを事例にした)高分子材料の摩耗低減のための研究事例

プログラム

1.トライボロジーの基礎
 1.1 トライボロジーの色々
  ・身の回りのトライボロジー問題
  ・トライボロジーの歴史 ほか
 1.2 トライボロジーにおける固体表面
  ・化学的性質
  ・表面粗さ
  ・硬度 ほか
 1.3 摩擦抵抗がなぜ生じるのか(凝着説)
  ・ヘルツの接触理論
  ・真実接触面積
  ・凝着説 ほか
 1.4 摩耗について
  ・摩耗の分類
  ・摩耗理論 ほか
 1.5 様々な潤滑状態
  ・流体潤滑
  ・境界潤滑
  ・ストライベック線図 ほか
 1.6 摩擦・摩耗の評価と悩ましい問題
  ・摩擦試験の形態
  ・摩擦試験で留意すべき観点 ほか

2.高分子材料のトライボロジー
 2.1 様々な固体潤滑
 2.2 高分子材料の基礎
  ・プラスチックの分類
  ・ガラス転移点・融点 ほか
 2.3 トライボマテリアルとしての高分子材料(代表的な樹脂材料と特徴)
 2.4 フィラーによる耐摩耗性向上
  ・フィラーの種類
  ・フィラーの役割 ほか
 2.5 耐摩耗性向上に関する研究
  ・PTFEを事例とした様々な研究成果
  ・熱硬化性樹脂の研究事例 ほか

3.トライボロジーにおける各種分析観察手法(簡単な紹介)

□ 質疑応答 □