セミナー概要
セミナーのテーマ
- ポリマーアロイの分散構造とモルフォロジー制御
- モルフォロジーの観察・解析手法
- ナノサイズのモルフォロジー解析と材料開発
こんな方におすすめです
- プラスチック材料開発技術者
- 樹脂・ゴム加工製品製造技術者
- 樹脂マテリアルリサイクル技術の検討担当者
セミナータイトル | ポリマーアロイにおける分散構造、界面構造の形成とモルフォロジーの観察・解析手法 |
開催日時 | 【オンライン配信】 【アーカイブ配信】 |
開催場所 | オンライン 【オンライン配信】 |
受講料 | 55,000円 各種割引特典あり。詳しくは主催会社のサイトをご参照ください。 |
主催 | サイエンス&テクノロジー |
備考 | 配布資料はPDFデータ(印刷可・編集不可) ※開催2日前を目安に、主催会社様HPのマイページよりダウンロード可となります。 ※アーカイブ配信受講の場合は、配信開始日からダウンロード可となります。 |
ポリマーアロイにおける分散構造、界面構造の形成とモルフォロジーの観察・解析手法
~ポリマ―アロイの界面・構造で何が起こっているのかを把握し制御する~
ポリマーアロイをとことん観察・解析・測定し、高性能化・高機能化につなげる
ポリマーアロイの設計、開発、 分散構造・界面構造・微細構造(モルフォロジー)を制御していくために
ナノサイズも含めたモルフォロジー観察・測定法
基本的な分散構造設計の考え方と観察・解析手法、界面構造・相容化剤の存在分布解析、熱力学的な解釈、、、
講師
テクノリエゾン事務所 代表 今井 昭夫 氏
高分子学会フェロー
※元住友化学(株) 理事研究所長、元日本エイアンドエル(株) 代表取締役社長
セミナー趣旨、ポイント
現代社会では多量の高分子材料が工業的に提供されているが、高度化する市場からの要求に対応するために、材料設計開発の場では種々のポリマーアロイ技術が適用されている。最近、市場における要求性能・機能の高度化と、高分子材料のリサイクルや非化石資源化の要請から、ポリマーアロイの分散構造制御や形成されたモルフォロジーの観察・解析技術に関する関心が再び高まっている。
本セミナーでは基本的な分散構造設計の考え方から観察・解析手法や界面構造・相容化剤の存在分布解析の事例を紹介するとともに、熱力学的な解釈についても解説する。
こんな方におすすめ
プラスチック材料開発技術者、樹脂・ゴム加工製品製造技術者、樹脂マテリアルリサイクル技術の検討担当者、植物由来樹脂ベースの材料設計・選定担当者
得られる知識
ポリマーアロイの材料設計、製造技術、混練と分配・分散、ポリマーアロイの分散構造の観察・測定技術、界面構造の解析手法、アロイ中の相容化剤の分析手法、混合自由エネルギー変化と相溶性、溶解性パラメーター
プログラム
1.ポリマーアロイの相分離構造とその形成機構
1.1 相溶領域から非相溶領域へのシフト:相図(組成-温度線図)とスピノーダル分解
1.2 モルフォロジ―形成の熱力学的解釈
1.3 モルフォロジ―(分散粒径・粒径分布)が樹脂物性に及ぼす影響
1.4 非相溶性ポリマーアロイにおける分散相粒径の制御技術
1.5 相溶化剤(相容化剤)を用いるμmレベルの分散制御と
リアクティブプロセッシング法による「第三世代ポリマーアロイ」
2.ポリマーアロイのモルフォロジー観察・測定法
2.1 相分離現象の観察
2.2 相分離構造の観察
2.3 各種分析装置・検出装置との組み合わせによる解析
2.4 ポリマーアロイのモルフォロジーと粘弾性特性
2.5 モルフォロジーと熱分析法
2.6 相容化剤の分布(存在)の解析事例
3.ナノサイズのモルフォロジー観察・解析
3.1 nmレベルの分散ポリマーアロイの形成と性能・機能
3.2 三次元TEMT手法の進展
3.3 AFM(SPM)によるモルフォロジー解析
4.新規なモルフォロジーを有する材料開発
4.1 植物由来樹脂成分の組み合わせによる高衝撃強度組成物
4.2 リサイクル樹脂の性能向上剤の開発事例
5.まとめとQ&A