先進半導体パッケージの技術動向と三次元集積化プロセス開発の道程

セミナー概要

セミナーのテーマ

  • 先進パッケージ開発の経緯と現状
  • 3次元集積化プロセスとFan-Out型パッケージ
  • 今後の開発動向と市場動向

こんな方におすすめです

  • 先進パッケージの動向に関心のある装置、材料メーカー関連企業の方
  • 半導体パッケージへの業態転換をお考えのLCDパネル、基板メーカー関連企業の方
  • 半導体パッケージに関心のある若手から中堅のプロセス技術者
セミナータイトル先進半導体パッケージの技術動向と三次元集積化プロセス開発の道程
開催日時

【オンライン配信】
2025年9月26日(金)10:30~16:30
お申し込み期限:2025年9月26日(金)10:00まで

開催場所

オンライン

・本セミナーは、主催会社様HPのマイページより視聴いただけます。
・本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。

受講料55,000円

各種割引特典あり。詳しくは主催会社のサイトをご参照ください。
・E-Mail案内登録価格(割引)の適用
・2名同時申込みで1名分無料の適用
・テレワーク応援キャンペーン(オンライン配信セミナー1名受講限定)の適用
・半導体産業応援キャンペーン(3名以上のお申込みでさらにおトク)の適用

主催サイエンス&テクノロジー
備考配布資料はPDFデータ(印刷可・編集不可)
※開催2日前を目安に、主催会社様HPのマイページよりダウンロード可となります。

先進半導体パッケージの技術動向と三次元集積化プロセス開発の道程

先進パッケージ開発の経緯を整理
3次元集積化プロセス、Fan-Out型パッケージの基礎を再訪
今後の開発動向と市場動向も解説

【半導体産業応援キャンペーン対象セミナー】3名以上のお申込みでさらにおトク
本セミナーでは、これまでの先進パッケージ開発の経緯を整理し、半導体デバイスチップの三次元集積化プロセス、Fan-Out型パッケージの基礎を再訪しながら、今後の開発動向と市場動向を展望します。

講師

神奈川工科大学 工学部 電気電子情報工学科・非常勤講師 江澤 弘和 氏

[プロフィール]
 1985年(株)東芝入社。半導体プロセス開発部門で先端CMOSデバイスの微細化に対応したFEOL、BEOLのメタライゼーションプロセスの開発、量産技術確立、歩留り向上、半導体製品の品質事故対応に従事。並行して、2000年以降はロジックデバイスのLow-k CPI低減を皮切りに、Micro-Bump、RDL、TSV、WLPなどの中間領域技術による半導体製品の新たな価値創出を推進。2011年からメモリ事業部。2017年から東芝メモリ(株)(現、キオクシア)。2019年に定年退職。2020年に伴走コンサルティングを中心とする個人事業ezCoworksを開業。

セミナー趣旨、ポイント

 14億人の人口を背景とする中国のAI産業市場の規模は2030年までに1兆元(約21兆円)に成長し(Record China)、AIチップ市場は今後数年で500億米ドル(約7兆円)に達することが見込まれています(Bloomberg)。HBM容量の増大によるシステムレベル性能向上の要求が続くメモリ支配のAI市場成長を維持するために、巨大資本が支える先進パッケージの開発と供給能力の増強が関心を集めています。また、先端、非先端デバイスのMix & MatchによるSoC開発の効率化に活路を見出すチップレットインテグレーションは民生機器から車載、メディカル、社会インフラ用途に至る多様な市場でイノベーション創出への寄与が期待されており、商流の早期確立が求められています。一方、最近の性急な市場の期待と開発進展の現実との乖離が目立つ技術分野も散見され、対処療法的な技術がパッケージ技術開発への信頼を損なうことを危惧する声が一部の識者から聞こえています。
 本セミナーでは、これらの現状認識に基づき、これまでの先進パッケージ開発の経緯を整理し、半導体デバイスチップの三次元集積化プロセス、Fan-Out型パッケージの基礎を再訪しながら、今後の開発動向と市場動向を展望します。

こんな方におすすめ

・最近の先進パッケージの動向に関心のある装置、材料メーカー関連企業の方
・半導体パッケージへ業態転換をお考えのLCDパネル、基板メーカー関連企業の方
・半導体パッケージに関心のある若手から中堅のプロセス技術者

得られる知識

・半導体デバイスパッケージの役割の変化の推移
・配線階層の境界領域の開発視点
・三次元集積化の基幹プロセスの基礎と現状の課題
・今さら聞けない先進パッケージプロセス構築の留意点

プログラム

1.半導体パッケージの役割の変化
 1.1 デバイスチップ性能向上とシステムレベル性能向上
 1.2 中間領域プロセス技術の進展による価値創出
 1.3 CoWoS, SoW-XとWafer Scale Integration
 1.4 チップレットインテグレーション市場の開拓

2.三次元集積化プロセスの基礎
 2.1 ロジックとメモリのチップ積層SoCデバイス (RDL, Micro-bumping, Mass reflow積層の導入)
 2.2 TSVプロセス (CISカメラモジュール, メモリチップ積層からBSPDNへ拡張)
 2.3 Hybrid-Bonding (Wafer level/Chip on Wafer bonding, Polymer bonding)
 2.4 Si/有機インタポーザー, Siブリッジ (インテグレーション規模の拡大)
 2.5 RDL微細化と多層化(SAPからダマシンプロセスの導入へ)

3.Fan-Out(FO)型パッケージの基礎
 3.1 市場浸透の現状
 3.2 FOプロセスの留意点
 3.3 モールド樹脂材料の選択
 3.4 3D FOインテグレーション(TMIプロセス選択肢の拡大)

4.Panel Level Process(PLP)高品位化
 4.1 モールド樹脂起因の基板反り問題
 4.2 マスクレス露光によるレティクルサイズ制約からの解放
 4.3 PLP装置開発

5.最近の話題と課題
 5.1 どうするGlassインタポ-ザ/基板, どうなるCo-Packaged Optics
 5.2 HBM支配構造は続くのか?
 5.3 今後の市場動向を見る視点

6.Q&A