岩石風化促進(ERW)による大気からのCO2除去技術の現状と展望

セミナー概要

セミナーのテーマ

  • 岩石風化促進(ERW)技術の概要
  • 国内外のERW技術動向
  • ERWにおける計測・報告・検証(MRV)方法論

こんな方におすすめです

  • NETsクレジットに関心のある企業の研究・企画部門の方
  • カーボンニュートラル(CN)戦略を検討している企業の方
  • Scope2,3相殺を検討している企業の方
セミナータイトル岩石風化促進(ERW)による大気からのCO2除去技術の現状と展望
開催日時

【オンライン配信】
2025年9月2日(火)14:00~16:00
お申し込み期限:2025年9月2日(火)13:30まで

開催場所

オンライン

・本セミナーは、主催会社様HPのマイページより視聴いただけます。
・本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。

受講料41,800円

各種割引特典あり。詳しくは主催会社のサイトをご参照ください。
・E-Mail案内登録価格(割引)の適用
・2名同時申込みで1名分無料の適用
・テレワーク応援キャンペーン(オンライン配信セミナー1名受講限定)の適用

主催サイエンス&テクノロジー
備考配布資料はPDFデータ(印刷可・編集不可)
※開催2日前を目安に、主催会社様HPのマイページよりダウンロード可となります。

岩石風化促進(ERW)による大気からのCO2除去技術の現状と展望

国内外の技術動向と計測・報告・検証(MRV)の方法論

 本セミナーでは、大気からのCO2除去技術の一つとして有望視される岩石風化促進(ERW;Enhanced Rock Weathering)の国内外の技術動向と炭素会計とクレジット化に不可欠な計測・報告・検証(MRV)の方法論について展望する。

講師

早稲田大学 理工学術院 教授 中垣 隆雄 氏

[プロフィール]
 早稲田大学大学院修了後、(株)東芝を経て早稲田大学、創造理工学部総合機械工学科教授。博士(工学)、技術士(機械部門)、日本機械学会フェロー。東京科学大学総合研究院GXI特任教授。エネルギー総合工学研究所理事。川崎市CNK/P検討会有識者、産総研CO2分離回収・資源化コンソーシアム監事など。
 NEDOカーボンリサイクル事業の研究代表者、ムーンショット事業のプロジェクトマネージャーのほか、NEDOの技術委員や環境省の国プロの評価委員等を数多く務める。

セミナー趣旨、ポイント

 大気からのCO2除去技術の一つとして有望な風化促進(ERW)は、他の技術に比べて水・土地利用が少なく、 Ca/Mgを含む天然岩石も国内に広く分布していることから、日本での実施に期待が集まっている。ムーンショット目標4として実施中のA-ERWプロジェクトの技術を中心に国内外の技術動向と、明確な炭素会計とクレジット化に不可欠な計測・報告・検証(MRV)の方法論についても展望する。

こんな方におすすめ

HtA産業、エアライン、Scope2,3相殺などCNのポートフォリオの一つとしてNETsのクレジットを考えている企業の研究・企画部門の方

得られる知識

・岩石風化促進の技術
・同技術の国内外の動向
・日本(NEDOムーンショット)での取り組み
・岩石風化促進技術研究組合について
・VCM(ボランタリー・カーボン・マーケット)やJクレジット化の可能性について

プログラム

1.NETsとしてのERWの位置づけ
 ・温室効果ガス削減目標における位置づけ
 ・他のNETとの比較、ERWの優位性と課題

2.ERWの国際的な動向
 ・農地散布中心の海外の先行プロジェクト
 ・プレーヤーとプロトコル策定者

3.A-ERWプロジェクトの概要
 ・農地散布
 ・休廃止鉱山
 ・鉱物化ハウス

4.炭素会計に必要なデータ
 ・産地、鉱脈、岩石ごとのポテンシャル
 ・粉砕、輸送など前処理にかかるエネルギー
 ・CDR量の定量化と数学モデルによる推算

5.MRV方法論の動向と展望
 ・アフォーダブルで合理性のあるMRVとは?
 ・MRVプロトコルの国際動向
 ・岩石風化促進技術研究組合の設立
 ・IPCCのCDR/CCUS方法論報告書の動き

□ 質疑応答 □